一条工務店グランセゾンで家を建てます。

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共働き20代夫婦の家作り!1000㎞離れた土地に最高の家を。

『高気密高断熱住宅』×『全館床暖房』=冬が来ない家

前回はイシンホームについての記事を書きました⇓

  

ichijyo-grand-saison.hatenablog.com

 

この記事で家の性能についての話がありました。

今回から何回かに分けて一条工務店の性能について書いていきたいと思います(/・ω・)/

今回は一条工務店一番の目玉である『高気密高断熱』と『全館床暖房』についてです!

 

 

 

優れた標準装備

前回のイシンホームでも『標準装備が優れている』と書きましたが、一条工務店もその点にはかなり自信を持っています。

大体どこのHMもモデルハウスは豪華絢爛に作っていて、実際にモデルハウスと同じものを建てようと思えば、それなりにOP代がかかると言われています。

しかし、一条工務店のモデルハウスは「すべて標準仕様」を謳っており、実際に家を建てる時もモデルハウスと同じレベルの物が作れます。

※厳密には、完全に標準ではない点に注意が必要です(オープンステアやカップボードなど)。

 

具体的にどんなものが標準なのか

全館床暖房

まずはやっぱりこれですね。

一条工務店と言ったら床暖房、と言っても過言ではないと思います。

リビングはもちろん、玄関や洗面所、トイレや風呂場、二階の通路に至るまで全館どこでも床暖房が効いて暖かいです。

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家の中の極端な寒暖差はヒートショックを起こさせますが、寒暖差が少ない一条の家はそれも防いでくれます。

※ヒートショックとは

暖かいところから寒いところに移動する際に、体が体温を上げようとして血圧を高めます。また、その後温かい湯船に浸かることで今度は急激に血圧の下降が起こります。この急激な血圧の乱高下が心筋梗塞脳梗塞、脳内出血に繋がるそうです。毎年、交通事故死の約2倍の死者が出ている。65歳以上の高齢者は特に注意が必要。

 

一条工務店の床暖房は、一般で用いられるような電気による床暖房ではなく、床の下に電気で温めた水を通すという方式です。

電気で直接温めるやり方に比べると非常にローコストなので、冬の間ずっとつけていても電気代は思ったほどはかかりません。

『一条の家には冬がない』と施主の間で言われているのは、このように床暖房をつけっぱなしにしているからこそですね。

 

断熱性能・気密性能

これも一条工務店の大きな特徴ですよね。

家作りを始める前までは意識したこともありませんでしたが、この断熱性能と機密性能は生活の質に大きく関わってくるので、かなり重要な要因です。

断熱性とは熱がどのくらい逃げていくかを表す言葉で、気密性は空気がどれくらい通るかを表す言葉ですね。

もっとわかりやすく言うと、断熱性は『家の外部の温度を内部に取り入れないようにして家の温度を一定に保つ』、気密性はその逆で、『家の内部の温度を外部に逃がさないようにすることで家の温度を一定に保つ』って感じのイメージですかね。

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なんにせよ、この両方が優れていることで家の温度は快適に保たれるということです。

 

前述のような床暖房を入れても、外の寒さを家に入れてしまったり、家内部の暖かさを外に漏らしてしまってはエネルギー効率が悪く、電気代は跳ね上がってしまうことでしょう。

一条の家で全館床暖房という、一見すると超絶エネルギー無駄使い性能に見える機能も、この断熱性能・気密性能に絶対の自信があるから採用できるものなんですね。

 

この断熱性・気密性は前回のイシンホームの記事でも少しご紹介したように、数値で表すことができます(Q値、C値、UA値など)。

Q値

  • 断熱性能(正確には熱損失係数)を示す値
  • 外壁や天井、床などの各部位の熱の逃げる量を合計し、
    算出された熱が逃げる量を延床面積(㎡)で割った数値
  • この計算の中では換気システムによる熱損失も考慮される

UA

  • Q値と同じく断熱性能(熱損失係数)を示す値
  • 外壁や天井、床などの各部位の熱の逃げる量を合計し、
    算出された熱が逃げる量を外皮面積(㎡)で割った数値
  • Q値と違って、換気システムによる熱損失は考慮されない

C値

  • 気密性能を示す値(正確には隙間相当面積と呼ばれる値)
  • 建物全体にある隙間面積(㎠)を延床面積(㎡)で割った数値
  • 一般に高気密住宅というのは、C値1.0㎠/㎡以下の住宅を指す
    (大体はがき1枚分の隙間に相当)

※数値が低くなれば低くなるほど、性能は高いことを示しています。

※以前はQ値が省エネ基準として使われていたのですが、平成25年(2012年)以後はUA値が基準として使われるようになっています。⇓参考 

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個人的には換気システムによる熱損失も考慮されるQ値の方が、より正確に断熱性能を示している気がします。

が、Q値は床面積で割るので、床面積が大きくなる家の方が数値的に有利になるとのことです。そういう意味では、UA値の屋根や外壁で割るという計算方法の方が正確に測れるらしいです。

UA値も『大きな家は有利』という意味では一緒なのでは…と素人目線は感じるのですがw

なんでUA値は換気システムの熱損失を考慮しないのかも謎だし(。´・ω・)?

 

さて本題に戻ります。

少し調べてもらえればすぐわかりますが、大手HMだと一条工務店のこれらの数値は断トツで1位です。(工務店や建築事務所などで本気を出せば一条以上の高気密高断熱は全然作れるらしいですが…)

例えばUA値ですが、1位の一条工務店(アイスマート)は0.28です。2位のスウェーデンハウスは0.43、3位のアイフルホームは0.44と大きな開きがあります。

簡単な表を挙げておきますが、すべて調べきれるわけではないですし、同HM内であっても商品によってかなり差が出るので参考程度にお考え下さい。

(実際、⇓の一条工務店の数値も『i-smart』のもので、グランセゾンではもう少し数値は落ちます。)

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窓の性能

断熱性能や気密性能にも大きく関わるのが窓の性能です。

熱は窓を出入りします。入ってくるのも窓、出ていくのも窓です。

窓が薄いと中の暖気を外に逃がし、外の冷気を中に迎え入れることになります。

今住んでいる賃貸なんか中なのにほぼ外の寒さですwww

 

一条は基本的になんでも自社で作っていて、窓やサッシも自社製品です。

その名も『防犯ツインLow-Eトリプル樹脂サッシ』ですw

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長すぎてなんのこっちゃわからないので分解して考えていきます。

 

①防犯→本来の窓ガラスに追加して防犯ガラスが1枚つきます。

②ツインLow-E→ガラスの外側も内側もLow-E加工されているという意味です。Low-EとはLow Emissivity(低反射)の略で、金属膜をコーティングすることで遮熱性や断熱性を高める加工のことを意味します。

③トリプル→3枚で1組のガラスです。

④樹脂サッシ→樹脂サッシが使われているということ。サッシには大きく分けてアルミ、アルミ樹脂複合、樹脂の3種類ありますが、熱を逃がしにくいのは樹脂です。

⑤名前には書かれていないですが、クリプトンガス注入ガラスです→3枚組のガラスとガラスの間の空気に注入するガスの種類が、従来のアルゴンガスよりも熱貫流率の低いクリプトンガスを使っています。数値で言えばアルゴンガスの1.7倍の性能だそうです。

 

今住んでいる築29年のアパートはアルミサッシ+ガラス1枚という考えうる中で最悪の組み合わせですw

ちなみに前回のイシンホームのように数値に換算すれば、UA値0.8になり、イシンホームの1.90と比べると雲泥の差とまで言えるでしょう。(もちろん、私の現在住んでいるアパートの窓は概算UA値6.5(爆)と比較にもなりませんw)

しかし上には上がいるもので、LIXILの5枚組ガラス『レガリス』はUA値0.55という化け物じみた数値を誇ります(値段も化け物並:1枚35万www)。

こういう性能云々の部分は時間経過とともによりよい技術が出てきて淘汰されていくものですが、一条工務店の窓も向こう10年くらいはトップクラスの性能を誇ってくれると信じてます(;^ω^)

 

まだまだ書きたいことがあるので、次回も一条工務店の家の性能について詳しく書いていきます(/・ω・)/