一条工務店グランセゾンで家を建てます。

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共働き20代夫婦の家作り!1000㎞離れた土地に最高の家を。

一条工務店のシロアリ対策

今回も性能についての記事を書いていきます。

 前回の記事はこちら⇓

 

ichijyo-grand-saison.hatenablog.com

 

性能に関しては今回で一区切りとしたいと思っています(/・ω・)/

 

 

シロアリについて

今回は防蟻材についてお話をしたいと思うのですが、その前にまずは敵を知らねばなりません。

シロアリ被害は時々耳にしますが、実態は意外と知られていません。というより、私が無知で知らないだけかもしれませんw

なので少し調べました。

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シロアリの特徴まとめ

つらつらと文章にしてもわかりにくいので’、箇条書きで一気に行きます!

  • シロ『アリ』だが、実はゴキブリに近い(゚Д゚;)
  • 本来は熱帯地域に生息→日本でも九州地方など暖かい所での被害が多い。逆に北海道や東北は被害が少ない。
  • 水分を必要とするために、土の中や湿度の高い場所を好む→床下、天井裏、水回り等の湿度の高い場所は危険。
  • 土の中から、木材の柔らかいところに侵入し、表面を残して内部から侵食する→表面の硬いところは好まないため被害に気付きにくい。気づいた時には木材がボロボロになっており、耐震性等を著しく低下させている可能性もあるため大きな修繕が必要になる。
  • 日本に生息するシロアリは20種類以上いるが、有名なのはヤマトシロアリとイエシロアリ。被害のほとんどはヤマトシロアリによるもの。
  • ヤマトシロアリ→餌場=巣。餌場の環境が悪くなると次の餌場を求めてコロニーごと移動する。食欲はそこまで旺盛ではないので、加害ペースも緩慢。
  • イエシロアリ→屋根裏や床下、土の中などに大きな巣を作り、その巣から道を伸ばして餌場を作る。つまり、巣を発見して巣ごと駆除する必要があるということ。繁殖力は強い。食欲も旺盛で、加害ペースは速い。被害が家全体に広がることも。

アリじゃなくてゴキブリ…?!衝撃。

調べていると被害画像やシロアリのアップの画像が出てくるのですが、気持ち悪かった…

ここに貼ることも考えたのですが、苦手な方も多そうなのでやめました。

気になる方は是非ご自身で調べ倒してくださいね( *´艸`)

 

シロアリ駆除にかかる費用

被害があったらもちろん修繕しなければいけません。

そして、もちろん無料ではありません。

一般に、駆除にかかる費用が10-40万円、被害箇所の修繕にかかる費用が10-100万程度と言われています。

修繕費用の幅が広いのは、当然どの程度被害を受けたかによるためですね。

できるだけ早期の発見が望まれますね。

しかし、上述のようにシロアリは木材の内部から食い荒らしていくため被害に気付きにくいという特徴があります。

定期的に業者に点検してもらう必要がありそうですね…

ちなみに調査自体は無料のところが多いそうです。 

 

一般的なシロアリ対策

薬剤散布が基本です。 

頻度は大体3~5年に1回と言われています。

施工がしっかりしていれば5年に1回程度でも問題ないそうです。

しかし、駆除漏れがあったり薬剤の効果が持続しない環境にあって、シロアリが発生することになれば、3年程度で大繁殖してしまい、気づいた時にはもう遅いという可能性もあります。

なので、費用に余裕があれば3年に1回がベストなのかもしれませんね。

 

シロアリ予防にかかる費用

気になる費用についてです。

1坪(約3.3㎡)あたり6000~10000円ほどと言われています。

つまり、一般的な大きさの家を35坪とするなら1回21~35万円ですね( ゚Д゚)

え、高い…

5年に1回21万円かかったとして、60年間住めば21万円×12=232万円もかかるってこと…?

こんなに費用が掛かるなら『実害が出るまでは予防しない』という人の方が多そうですね。

 

一条工務店のシロアリ対策

シロアリが侵食してくるであろう部分を、防蟻成分を含む薬物(ACQ)を加圧注入した木材で設計することでシロアリの侵入を防いでいます。

 

範囲箇所はこちら⇓

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一条工務店公式HPから引用

建築基準法で定める防腐・防蟻の処理範囲は地面から1mの高さまでですが、一条工務店では床下と1階部分(3m弱くらい?)の建造材のほぼすべてに処理済みの木材を使用しています。

また、断熱材やバルコニー、破風板から侵食した例もあるとのことで、その部分にも処理済みの木材が使われるそうです。

 

ACQとは

注入されている薬剤は、ACQ(Alkaline Copper Quaternary)と呼ばれるもので、その特徴は、

①長持ち:腐朽やシロアリなどの虫食いを防ぎ、耐久力に優れる

②環境:焼却しても無害

③手軽:腐食に強いので土に触れる施工も問題ない

④安全:人体や自然環境に影響を及ぼさない

 

とデメリットは一切ないように見えますね。すごい。

一般的には雨風にさらされる公園の遊具やウッドデッキ、公共施設、橋などに使われることが多いそうです。

長島スパーランドの木製ジェットコースター【ホワイトサイクロン】にもACQが使われていました。

(ちなみに、ホワイトサイクロンは惜しまれながら2018年に運用を終えたらしいですね…でも木製のジェットコースターが24年間も運用できたってすごい。昔一度乗ったことがあるのですが、一般的なジェットコースターのスリルとはまた違ったスリルがありましたw)

 

子どもが使う公園の遊具にも使われているなら、人体に影響はないというのは間違いなさそうですね。

よくアンチ一条工務店の人が「完全に無害な薬剤なんてない。」「あんな色(緑)で人体に無害なんてありえない。」のようなことを言っていますが、もう少し調べた方がいいと思います。

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ACQ注入の木材
ACQ処理木材のデメリット

担当営業さんに、「なぜこんなにリスクが少なくて弱点が無いように見える薬剤を、各ハウスメーカーがこぞって使わないのか?」と質問してみました。

すると『コストが高いので使いたくても使えない』という返答が。

一条工務店の場合は、フィリピンの自社工場にACQ加圧注入マシンを持っており、一般よりもコストが抑えられるため採用できるそうな。

 

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加圧注入マシン
耐久性について

一般的な方法だと薬剤を散布することになりますが、前述したように約5年で効果がなくなってしまいます。

なぜ効果がなくなるのかというと、薬剤が蒸発・気化してしまうからです。

なので、薬剤を木材に直接加圧注入することで、木材の内部まで薬剤を浸透させ、蒸発・気化するのを防ぐわけですね。

 

耐久性は、一条公式では75年と書かれています。これはちょっと疑わしいような気もしますw

まあでも、散布するよりは高耐久というのは間違いないと思います。

 

一条工務店でも耐久性は75年と謳ってはいますが、10年ごとの定期点検も推奨していますし、間違いなくシロアリを防げるというものでもないのでしょう。

突然変異体の【ACQ大好きなシロアリ】が出ないとも限りませんしw

どの方法であっても『シロアリに侵食されない可能性が高くなる』といった程度の認識で、定期的に家主が点検・メンテナンスする必要はあると思います(/・ω・)/