【グランセゾン】打ち合わせ⑥~吹抜の構造上の問題&地域による高さ制限の問題~
2021年3月29日、6回目の打ち合わせでした。
前回の打ち合わせはこちら☟
ichijyo-grand-saison.hatenablog.com
間取りは大体固まって、あとは外観だけだ!となっていたのですが、色々予想外のことが起きました。
間取り確定?
まずはこちらをご覧ください。
5回目の打ち合わせ後、3日ほどで送られてきた図面です。
いつも3-4日で図面が届くのは嬉しいです。本当はその場でCADを使いながらあれこれしたいんですけどねw
1階は微調整が行われただけなので割愛します。
毎度問題の2階ですね。
この図面が来た時、「おお、遂に間取りの打ち合わせは終わりかな!」と思いました。つまり、文句なしだったわけです。
外観も、今までと比べたらぐっと良くなりました。
左正面の窓と、長くしてもらった軒がバランスをよくしているように見えます。
ちなみに、ルーバーは設計士さんが「1ヶ所しかつけられない、2ヶ所目からはオプション」と言っていたので、前回までは1ヶ所になっているのですが、改めて確認してもらったところ『3間までは何ヶ所に分けてつけても標準』だそうです。
SNSをチェックしていてよかったなと思いました。
別の図面が届く
さあ、あとは外観の微調整と電気図面だなーと思っていたんですが、次の日に別のCAD図面やカラーパースが届きました。
「え?なにこれ?なんでもう1種類?しかも全然好きくない…」という間取りでした。こちらです☟
なんか縦長になってるし、小屋裏収納なくなってるし、それどころか主寝室の収納1つもないし、なぜか謎の壁があるし、ナニコレ?状態でしたw
しかも坪数も0.5坪くらい(40万くらい)増えてるし、踏んだり蹴ったり。
外観も好きじゃなかったです☟
なんでしょうね、一部だけ出っ張ってるのが不格好に見せてるのかな。
なんにせよ、気に入らなかったですw
なんで図面が2つ届いたのか営業さんに確認してみたら、「近いうちに設計担当から連絡させる」とのこと。
2日後に設計士さんから連絡が来ました。
間取りが変更になってしまった理由は大きく分けて2つ。
①構造上の問題
②家を建てる地域の高さに関する制限
とのこと。
①構造上の問題
最初にもらった図面では吹抜けが四角じゃなくてカクカクっとクランクしてました。
どうやらこのクランクが耐震性に影響を与える可能性があるとのことではじかれたそうです。
正方形か長方形にしなければならないと。早く言ってくれよ…w
ただ、柱や壁があればクランクした吹抜けを作るのは不可能ではないようです。
私たちの場合は真下がリビングだったため、柱も壁も作りたくないので無理でしたが。
②家を建てる地域の高さに関する制限
これは小屋裏収納が図面から消えた理由になります。
まず前提です。本来は小屋裏収納を作るときは3.5寸勾配にして高さを確保し、その空間を利用して収納スペースを作ります。
しかし、私たちの家は『縦長の間取りになるため、3.5寸勾配にしなくてもギリギリ小屋裏収納を作れる家』です。
ただ、どうしても勾配が緩やかなために『小屋裏収納で最大の高さである140㎝』はとれないそうでした。
そこで設計士さんが教えてくださった裏技が『家全体の高さをあげる』ことでした。
詳しくは第4回打ち合わせ記事を読んでいただければ。
ichijyo-grand-saison.hatenablog.com
そして、今回問題になったのはまさにここだったようです。
『小屋裏収納のために家全体の高さをあげる』のは、その地域的には『3階を作ること』と同義になると。
そして、その地域は3階建ての家は建てられないと。
なんてこったー、って感じです。
これは設計士さんも予想外だったことのようです。
私たちは現在住んでいる東北で打ち合わせをしていますが、実際に建てるのは関西のとある県です。
設計士さんは『雪の加重を考えた家作り』や『広い土地での家作り』など、当然東北地方ならではの設計経験が多いです。
なので、「都会(そんなに都会でもない土地ですがw)での家作りは勝手が違って、至らないところがあり申し訳ない」ということをおっしゃってくれます。
こちらこそ、無理難題を言って申し訳ない、という気持ちですがw
上述の『1.5寸勾配で小屋裏収納』も初めてだそうです。
『家全体の高さをあげて小屋裏収納を確保する』というのも、現在住んでいる地域では当たり前のようにやっていることなので、まさかここではじかれるとは思わなかったそうな。
まぁこれは仕方ない。
打ち合わせ
そんな電話を受けてからの打ち合わせ日です。
まずは間取りに関して。
1階の間取りはもういじってないので割愛します。
問題の2階だけです。何回変わるのか…w
2階間取り
吹抜けが長方形になるように間取りを作って持っていきました。
主寝室部分が縦長になって、家の外観がニョキってなってるのが嫌だったので、WICをつけて間口を広げました。
設計士さん曰く、「もしかしたらまた構造上の問題が出るかもしれないが、とりあえずは可能なので、これでいってみましょう」とのこと。
構造上の問題…もうあるものと思って覚悟していきますw
個人的に構造に対する一条の厳しさは好感が持てます。
それだけ安心に暮らせるいい家を作ろうとしている証拠に感じられるからです。
なので、多少めんどくさいなーとは思っても、大きなマイナス要因にはなり得ないんですよね(*'▽')
小屋裏収納について
電話のあと、設計士さんが建築予定地の自治体に確認を取ったら、『無理やり高さを出そうとしなければ小屋裏収納自体は3階扱いにならない』とのことだったので、天井高が低くなるのは承知の上でつけてもらうことにしました。
一番高いところでも100㎝、低いところで75㎝くらいだそうですw
打ち合わせ時に75㎝~100㎝の高さを定規で示してくれましたが、十分物置としては使えそうでした。
まぁあるだけ助かるので、高さはあまり気にしないことにします!
外観について
どうしても北玄関の都合上、おでこが広くなって不格好になるのは避けられないんですよね…
ルーバーをつけてバランスを取ろうとしても、『ルーバーは2階の天井高までしかつけられない』という謎ルールのおかげで、広がったおでこは隠せないと…
今までのカラーパースを見てもらうとわかるのですが、2階部分のルーバーは意味わからないところでとまってますよね(´;ω;`)
まぁ、これが上までズドーン!ってなってたらそれはそれで不細工だとは思うのですが…
なので、いつぞやのようにスレート屋根を2階部分につけてみるか、という形で落ち着きました。
こういうやつですね。
これも気に入るかどうかはわからないので、とりあえず色んなパターンを試していこう!ということになりました。
まとめ
坪数、構造上の問題、収納スペース、見た目…なかなか希望通りに進めるのは難しいですね。
結局小屋裏の天井高を低くする、つまり収納力を妥協してなんとか、って感じです。
一生に一度の家作り。多少の後悔はあって当たり前だとしても、できる限り少なくしたいものですね。
後悔しないように、今後も色々勉強していきたいと思います。