家作りにおける3つの選択肢
今日はHM検討記事ではなく、『そもそもなぜHMで建てようとしているのか』について書きたいと思います。
家作りをしたことない方は「どゆこと?HM以外あるの?」という人もいるかもしれません。私がそうでした(私が無知なだけかもですが汗)。
家作りにおける3つの選択肢
初めて家を建てよう!と思い立って、まず頭に浮かぶのは『展示場巡り』かと思います(これも私だけ?w)。
この、『展示場巡り』しか頭に浮かばない時点で、選択肢はHMになっている可能性が高いですよね。
しかし調べていくうちに家作りには大きく分けて3つの選択肢があることを知りました。
①ハウスメーカーに頼む
②地元工務店に頼む
③建築事務所に依頼する
それぞれ一長一短、得手不得手があり、どれが正解ということはないと思います。
環境や価値観など、各々に合った選択肢を取ることになるでしょう。
ざっくりですが私がわかる範囲で特徴を書いていきたいと思います。
①ハウスメーカーに頼む
HMと工務店の違いがそもそも何かということですが、一番大きな差異は『規模』だと思います。
家を建てるという一点だけ見れば同じです。
工務店にも営業(というか窓口?)のような人がいて、設計士、建築士がいて、大工や職人の手配をします。その規模は大小様々ですが、地元密着型が多いと思います。
ハウスメーカーと呼ばれるような会社は、それよりももっと広いエリア、会社によっては全国規模で展開しているような会社です。
HMのメリット
そしてそんなHMが得意なことは画一化だと思います。
同HMなら、全国どこの地域で建てても大きな違いはなく、安定してそれなりの商品が提供されるでしょう。
建具や水回り等の性能もそれなりに担保されています。
値段に関してはピンキリですが、一般に工務店よりは高くなるといわれています。
また、メリットとして大手企業ならではの安心感があります。
小さな会社などは、10年20年後先に倒産している危険性などがあり、そうなるとアフターサービスを受けられないということになります。
家は建てて終わりではなく、50年60年と長く付き合っていかなければいけないものです。
今後長い付き合いになることを見越した安心感は、大手にしかないものだと思います。
モデルハウスを見れるというのも大きなメリットでしょう。
実際に見て、雰囲気等を感じられるのは工務店や建築事務所にはない長所になります。
ただ、モデルハウスは大体オプションを盛り込みまくっているので、実際にモデルハウスクラスの家を建てようとすると+数百万かかるということもよく聞く話ですね。
HMのデメリット
HMのデメリットは自由度が低いということでしょうか。
せっかく注文住宅で建てるのに、マニュアル化、ルール化が厳しく制限されており、実現できないということも多々あります(程度はHMによる)。
余談ですが、私たちが契約した一条工務店は、通称『一条ルール』という謎の制約があり、一般のHMよりはかなり厳しい制限を課されています(´;ω;`)
また、実現不可能ではないにしても、お金が余分にかかるということもあります。
HMでは、『標準仕様』というのがあらかじめ決まっており、それをオプション外の別の物に変えようとすると、割ととんでもない値段がかかったりします。
HMの仕入れに仕様によるものだと思いますが、長くなるので割愛します。
②地元工務店に頼む
工務店のメリット、デメリットはHMのほぼ逆です。
メリット:自由度が高い、安価に家を建てられる(工務店による)、お客さんと近い
『お客さんと近い』とは
地元の工務店はその土地で代々関係性を作ってきた方が多く、『親や親せきの家を作った工務店に頼む』というようなことも多いそうです。
なので、話しやすい雰囲気やフランクに色々話せる関係性というのも築きやすく、これはHMにはないメリットと言えるでしょう。
ただ、近い関係すぎて不具合や施工ミス等が発覚した時に言いにくいということは逆にデメリットになりうるかもしれません。
デメリット:工務店ごとに色がある、倒産の可能性がある
今後もずっと安定して会社が続けばよいですが、倒産のリスクは大手の企業よりは高いでしょう。
ここ10年の建築棟数を含む業績等、きちんとチェックして今後も継続的に運営していけそうかどうかのシビアな目が求められると思います。
③建築事務所に依頼する
これはあまり一般的ではないかもしれませんね。
私たちは離れた土地に家を建てるという都合上、建築士に頼むというのも一応検討しました。
離れた土地に建てる際の不安要素の一つに『建築を請け負う工務店がきちんと仕事してくれるか』ということがあったからです。
近くなら、定期的に現場に赴いて軽く目を光らせることもできるのですが、離れたところだとそうもいかず…
その点、建築事務所にお願いすれば、実際に現場に行ってくれたり付き合いのある安心できる工務店に建築をお願いしたり、といったやり方でその不安要素を消してくれるからです。
また、建築士にお願いすると、自由度はすこぶる高くなります。
もはやできないことはないんじゃないかといった感じです。
アーティスティックで独自性に富む、自分たちだけの家が出来上がります。
ただ、当然その分コストはかかります。
バカ高いです。
SuMiKaという建築家とコネクションを作れるサイトがあるのですが(リンク貼っときます⇓)、
ここで価格等相談したら、「そんな値段では無理ですwww坪数下げたらいけるかもですがww」みたいな感じで言われましたwつらいw
私たちは「めっちゃオリジナル性溢れる家に住みたい」という願望は全然なかったので、建築士に頼むという選択肢は即却下になりました。
家作りの選択肢まとめ
ざっと表にまとめてみました⇓
まぁハウスメーカー、工務店、建築事務所と一口に言っても、その中で高い安い、安定している、自由度の高低等、当然色んな会社があります。
が、大枠はこんなイメージでいいんじゃないでしょうか。
コストに関しては、
自由度に関して言えば、
先々の安心感で言えば、
って感じかなと思います(独断と偏見)。
とはいえ、工務店もハウスメーカーも建築事務所(建築士)も本当に多くの種類があって、各々の会社で特性や特徴も様々なので、あくまでも上記のメリットデメリットは一般論に過ぎないと思います。
これらを踏まえて、自分の住んでいる地域ではどんな選択肢が取れるのか改めて考えるのがよいかと(/・ω・)/